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- WCPつる系雑草抑止パネル
目的
「つる性雑草対策によるコスト削減とインフラ保全」
WCPは、通信インフラや電力インフラ、交通インフラを保護するフェンスに繁茂する、つる性蔓性雑草(葛(くず)・ヤブガラシ)による様々な社会問題を解決することを目的としています。
対策すべき課題(意義)
課題つる系雑草(葛(くず)等)がフェンスに繁茂して困る
- 〈管理者の悩み例〉
- ・近隣からの苦情対応
- ・強風などでフェンスが倒壊
- ・人が行きにくい場所の管理
- 〈除草者の悩み例〉
- ・作業者不足や高齢化
- ・手刈り作業の時間と労力
- ・除草に係るコスト
それらの悩み、「
」で解決できます。

つる系雑草(葛(くず)等)が
フェンスに繁茂しなければ
管理者や除草業者が抱える問題は
解決します!
近畿大学とトワロンが共同開発する、WCP「つる系雑草繁茂抑止パネル」をフェンスに取り付けるだけで、つる系雑草が、フェンスに繁茂することを防ぎます。
静電気の力が、つる系雑草の頂芽だけを枯らし、フェンスに絡むきっかけを無くします。
構造
WCP は、二重あみ間に形成される静電場に、つる系雑草(葛(くず)等)が侵入すると誘発するアーク放電を利用し、つる系雑草(葛(くず)等)の頂芽を枯らし成長を抑制します

成長抑止効果
静電気でピタッとストップ!
葛(くず)の頂芽が帯電あみとアースあみの二つのあみの間に入った際に、アーク放電により頂芽にダメージを与え成⻑が止まります。
一方、農薬などのように、根まで枯死させないため地盤は強固に保たれるとともに、近隣の地盤へ影響もありません。
頂芽抑止状況
静電気により新芽の先端にダメージを与える
効果検証①写真手前の繁茂は比較対象区間



効果検証②

様々なインフラ問題に展開



〇クズが及ぼす設備への影響
インフラ構造物に繁茂するつる系雑草は、設備の倒壊や機能不全、漏電など様々な悪影響を及ぼす恐れがある。
〇設備の手刈り除草を無くす
設備に絡みつくつる系雑草は、機械刈り取りができないため、手刈りとなり時間もかかる。
〇見えない費用を削減する
設備に繁茂する雑草は、手刈りによる作業時間コストや場所によっては高所作業車など別途費用が必要となる。
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道路インフラの除草の基準「国交省の維持管理基準(案)(令和6年)」
「建築限界内の通行の安全確保ができない場合」
「運転者から歩行者や交通安全施設等の視認性が確保できない場合」
仕様の安全性と耐久性

(注記)
電牧器(電気さく)は、法律で定められたメーカーのものを使用してください。
電牧器からは、約1秒間隔で0.03 秒だけ10,000V のパルスが出力されますが、
電流は10mA 以下と非常に小さいため、人が触れても感電する危険はありません。
ただし、冬場の静電気程度の“パチッ”というショックはあります。
安全性
○使用する電源
太陽光発電型の電気牧柵器(市販品)
- ※装置の仕様では、約1秒に1回高電圧がかかりますが、電流値は小さく常時帯電していないため、感電の心配はありません。また、アーク放電は熱を持たず、枯れた対象には放電しないため、火災の心配もありません

耐久性
○構成部材
放置式 設置型除草装置
耐候性の良い塩化ビニル樹脂のフレームとめっき網で構成されているため、耐久性に優れています

仕様・施工手順
製品仕様
〇寸法:945×945×30 (mm)
〇重量:2.95 (kg/P)
〇素材:塩化ビニル・亀甲金網
特徴
〇軽量パネルは、施工が容易で安全
〇目立ちにくいパネルで景観に配慮
〇雑草の根を枯死させず土地は強固に保つ
〇枯れた頂芽にはアーク放電を発せず火災を起こさない

施工手順

- ※フックを用いて設置が難しいフェンスの場合は、耐候性の良い樹脂結束線を複数本用いて固定してください。
- ※「電牧器」と「防草シート」は、メーカーを問いませんので、別途ご準備ください。また、弊社で準備することも可能ですので、ご相談ください。
施工手順動画
よくあるご質問
- コンセントは必要ですか?
電牧器にはソーラーパネルで充電されます。コンセントは必要ありません。
- 冬季に電源を切る必要はありますか?
本システムは、基本的に電源を切る必要はありません。ただし、積雪地域で繁茂抑止パネルが雪に埋もれる恐れがある場合は、電源を切る必要があります。また、パネルに積雪荷重がかかる場合は、パネルを取り外す必要があります。
- 電源を入れ忘れると、どのような問題がありますか?
つる系雑草(葛(くず)等)の繁茂が始まります。パネルに繁茂した場合は、雑草を刈り取る必要があります。
雑草が絡まったまま電源を入れても、繁茂を抑止することはできなくなります。- 火事になる心配はありませんか?
火事の心配はありません。静電気は、水気のある頂芽のみにスパークし先端だけを枯らします。枯れた頂芽にスパークすることはありません。
- 感電することはありませんか?
電牧器は、約1秒に1回の間隔で帯電します。通電しているものではありませんので感電する心配はありません。