実証データ#01 塩水噴霧試験

試験方法

JIS Z 2371 塩水噴霧試験方法に準拠
中性塩水噴霧試験 NSS(Neutral Salt Spray test)

試験条件

室温:35℃±2
装置:スガ試験機

水温:25℃±2
NaCl 濃度:50g/ℓ±5
比重:1.029~1.036
pH:5.0~8.0

塩水噴霧試験結果

線材比較

iR被覆鉄線以外の表面処理では早期の腐食を確認した、一方、iR被覆鉄線には変化はなかった。特にiR被覆鉄線の茶色は、10,000時間まで実施したが、全く変化することがなかく、40年以上の防錆効果を確認した。
※促進暴露試験ハンドブックより抜粋 「塩水噴霧試験240時間≒実暴露1年相当」

経過時間 iR 被覆鉄線(茶色)
Φ3.2-2.6(GH3)
iR 被覆鉄線(透明)
Φ3.2-2.6(GH3)
3種
亜鉛めっき鉄線
Φ3.2(GS3)
7種
亜鉛めっき鉄線
Φ3.2(GS7)
0時間 新品 新品 新品 新品
1,000時間 変化なし 変化なし 赤錆 白錆・赤錆
3,000時間 変化なし 変化なし 腐食 赤錆
4,000時間 変化なし 変化なし 破断 腐食
10,000時間 変化なし iR茶色の評価画像は、内部確認のため暴露時間経過毎に被覆を剥離して撮影したもの

接着・無接着の比較

無接着被覆線には、白錆と赤錆が発生。一方、接着被覆線は、端部とキズがある部分のみ白錆が認められるが、その他の部分は健全な状態である。水と空気の遮断が錆を防止する。

  0時間(2003.12.12開始) 10,000時間(2005.5.16終了)
左端 中央部 右端 写真全体
無接着被覆線 1キズ無し
1キズ無し無接着被覆線
2キズ有り無接着被覆線
3キズ無し接着被覆線
4キズ有り接着被覆線
2キズ有り
接着被覆線 3キズ無し
4キズ有り

iRワイヤの強さの秘密

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