実証データ#06 砂落とし磨耗試験

試験条件

項目 内容
試験方法 JIS H 8503 めっき磨耗試験方法 7.砂落とし摩耗試験準拠
試験機 砂落とし摩耗試験装置
切削材の種類 JIS R 6111 人造研削研磨材 炭化けい素質研削材C #36
切削材の粒度分布 425 ~ 850μm
切削材の落下量 200 ㎏
試験装置 ガラス漏斗 開き角度が60度、頭部の内径70mm、脚部の長さ50mm・内径5±0.1mm
誘導管 長さ970mm、内径20mm、落下口から試験片までの距離は30mm
試験片の形状 直線状、長さ約75mm
試験片の数 試験片毎 6本

試験装置イメージ図試験片を鉛直方向と45度になるように試験台に固定。 試験片に研削材を落下させ、試験片の重量変化により砂磨耗量を求めた。

摩耗試験結果

iR被覆は、亜鉛めっき(GS3)に比べ18倍長い時間、心線を保護し腐植から守り続けることができる。
摩耗量(mg) 被覆質量(mg) 摩耗率 (%) 被覆別減耗比
iR 被覆鉄線
Φ6.0-4.0 iR
10 1149 0.9 1.2 基準比 1
14 1066 1.3
16 1226 1.3
14 1145 1.2
11 1137 1.0
17 1163 1.5
亜鉛めっき鉄線 Φ6.0 GS3 66 294 22.4 21.8 18倍
53 310 17.1
81 275 29.5
58 282 20.6
39 268 14.6
71 267 26.6

注)被覆厚、めっき線径により多少減耗比が変わることもあります。

iRワイヤの強さの秘密

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